いい激務と悪い激務

「仕事が激務でもう辞めてしまいたい」という声をよく耳にします。激務とは長時間労働であったり、好きであった仕事が嫌いになる程の体力的にきつい仕事内容であるとか、昼食時間も取れない程の多忙さであるとか、人によって意見もいろいろです。

激務について、ふたつの例を紹介します。

Aさんは現在60歳で、中間管理職です。Aさんは昔から朝食抜きで出勤しています。近年は立場上のこともあり処理しなければならない仕事に追われています。昼食を摂ることができるのは殆ど毎日、夕方頃になってしまいます。残業も毎度のこと。その上、たまに夜の宴会にも顔を出します。この時までに一食もしていないこともあります。これが女性だとしたら激務以外の何物でもないように思うかも知れませんが、Aさんはこんな生活を苦痛には感じていません。むしろ多忙を楽しんでいる風でもあります。

Bさんは新婚で仕事もしています。いわゆる共働きです。Bさんは朝早くから、時には深夜まで毎日仕事に精を出しています。若いからできているという意見もありますが、本人は好きな仕事だから続けられていると感じているそうです。フルタイムの仕事で忙しく働いていますが、仕事に充実感を感じています。夫も朝8時頃に出勤して夜11時ごろに帰ってきますが、Bさんはこれについても激務とは思っていません。

確かに残業を連日強要されたり、休日返上で働かされたり、自分の意に反した不愉快な押し付けが続けば誰もが嫌になります。しかし、一方では睡眠時間を減らしてでも仕事を愛している人もいます。つまり、仕事が激務であるかどうかは心の構えで受け取り方は随分変わってくるという事です。
ただ、個人的にはもう少し日本は働くことから離れることを覚えた方がいいと感じています。仕事もプライベートもバランスがとれてこそ、みんなが健康的にイキイキと社会に貢献することができると思います。